原宿・表参道「食器に描く教室」原宿陶画舎


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お皿はなぜ丸が多い?

陶絵付けにおける「お皿について」

「陶絵付け」って、みなさんどんなものかご存知ですか?
陶絵付けとは、陶磁器に絵を描き、焼き付けて楽しむ趣味のことです。「陶磁器に描く」のが、普通に絵を描くのとはちょっと違うところです。つまり陶磁器に描くということは、結果、「飾り」としても使えるし、また「実用」としても使えるということです。いいでしょう?自分が描いたオリジナルの器で、部屋を飾ることもできるし、ご飯を食べたり、お茶を飲んだりすることもできるんですよ。焼き付けると、絵具は器の表面の「釉薬」と一体化しますので、取れません。洗って取れたりするものでもありませんし、レンジに入れても大丈夫です。ですから、サインも入れて1回焼いてしまえば、もうそれは、あなただけの、世界で一つしかないオリジナルの器になるんです。
オンリー・ワンです。

「陶磁器」と言いましたが、これは、陶器や磁器をひっくるめた総称です。陶器とか磁器とか、ということですね。
陶絵付けは、それら様々なものに絵付けしますが、一般的には「陶絵付け」という名前の趣味で多く使われるのは、磁器の方です。

陶画舎では、講座を「西洋陶絵付」と「和陶絵付」に分けていますが、和陶絵付の分野ではしばしば陶器に描かれることもありますし、素焼の器に描くこともあります。が、西洋陶絵付(いわゆる『陶絵付け』)では、ほぼ100%磁器に描いています。
磁器は、澄んだ白い器で、指で弾くとキンという高い金属的な音がします。非常に高い温度で焼いているため、生地が硬くしまっているのです。目が詰まっているので、吸水性もありません。
陶器は簡単に言えば「土もの」です。磁器と逆に、やや目が粗いぶん、弾けば鈍い音がして、吸水性があります。
ここでは陶絵付けの中で最も一般的な「磁器」について簡単に触れておきます。陶絵付けは、英語では
「ポーセリン・ペインティング」(porcelain painting)、または
「チャイナ・ペインティング」(china painting)
などと言われます。
ポーセリンもチャイナも、磁器の意味です。でも知らないと、「中国絵付け?なんか中国と関係あるの?」
と言われてしまいそうです。それは、その昔、ヨーロッパでまだ白い磁器を作る術がなかった頃、シルクロードを渡ってやってきた中国の白い磁器が大変珍重され、「真っ白な磁器=チャイナ」と、「チャイナ」が磁器の代名詞として呼ばれるようになったからなのです。そんな「磁器」ですが、私は実は、このツルツルした生地に絵を描くのが、陶絵付けの難しい所であり、また面白い所だと思っているのです。紙やキャンバスに描くのと違うのは、この磁器の特性、

1.「摩擦がない(非常に少ない)」ことと、
2.「吸水性がない」こと、

この2つです。この2つのことを考慮しながら描くのが「陶絵付け」です。
これは描いてみると分かるのですが、最初は、力の入れ所に戸惑います。力が入ると、絵具がのらないのです。
例えば、もう少し表面がザラザラしていると絵具が引っかかってのりやすくなるのですが、紙やキャンバスに比べて、磁器の表面はツルツルです。また吸水性もないので、絵具を染み込ませたり、にじませたりすることができません。画面をぼかしたりしたい時などはそれ相応のテクニックを用いることになります。
そんなことを言っていると、なんだかひどく難しそうですが、要は慣れです。簡単に言うと、力が入らなければ入らないほどいいのです。タッチが独特なので、今まで絵を描いていたから絵付けもうまく行く、という訳でもありません。逆に、それまで何もやってきていなかった人の方が素直にスンナリ入れる、という場合もよくあります。 つまり、絵を描いた経験がなくても問題ない、ということを言いたいのです。
絵心は置いておいて、まずは手で感触を確かめるのが大事なんです。